環境に優しい有機農業と、有機野菜を使ったカフェレストランの運営を通じて、農業の担い手不足の解消と、地産地消の促進に取り組む人を紹介します。
PROJECT|地産地消の輪を広げるカフェレストラン
神戸市西区平野町で有機農業をしながら、有機野菜のカフェレストラン「C-farm café」(シーファームカフェ)を運営。メニューには食材の産地を示し、食事を通して、有機農業に共感できる仕組みを作るなど、持続可能な農業経営を目指しています。最近はコーヒーかすの堆肥化や、ヤギを活用した草刈りなど、より環境にやさしい農業への新たな取り組みも始めています。

INTERVIEW|地産地消で好循環 そんな世界を神戸から作りたい

独立リーグで野球をしていた頃に、地域貢献活動で体験した米作りがきっかけで農業に興味を持つようになりました。農業体験を通じて、農産物が地元で消費されないことが多く、結果として農家がもうからず、担い手不足や農地の荒廃につながっていることを実感。遠方の野菜を食べることは輸送コストもかかる上、環境負荷も高いのです。そんな状況を変えたいと思い、農家への転身を決めました。現在は有機農業に携わりながら、地元の人も地産地消の輪に参加できる場としてカフェレストランを運営し、生産者の顔が見える食を提供しています。しっかりと経営を成り立たせるためには、生産量を拡大することが大切です。従業員ももっと増やして、農業で雇用を生み、地産地消のサイクルを続けていけるようにしたいです。
問い合わせ C-farm café
メール info@c-farm.jp
TEL 078-995-8859 FAX 078-991-5546