水道事業の今
水道施設が多く、水源に乏しい
神戸は平地だけでなく山が多い地形のため、水を安定してお届けするためにはポンプ場や配水池など多くの水道施設が必要です。また、大きな川や湖がなく、水源の約4分の3を琵琶湖・淀川に頼っています。
水道管の老朽化
市内に張り巡らされている水道管は、全長約4,800km。その多くは1960年代後半から約20年の間に整備され、現在更新の時期を迎えています。そのため、安定して水道水をお届けするには更新が必要です。
収益の減少・物価高騰
人口減少や水道水の使い方の変化により使用量が減り、収入も大きく減少。また、工事に必要な人件費や資材の価格は高騰しており、水道施設を更新する費用の確保が難しくなってきました。このままでは、将来の更なる負担増につながってしまいます。
12月の検針分から新料金になります
これからも安定的に水をお届けするには、多額の施設更新費用が必要です。
経営改善の努力ではカバーしきれず、企業債を発行(借金)します。それでも費用が不足するため、27年間据え置いてきた水道料金を引き上げます。
適用時期/12月の検針分から
改定率/今の料金から平均で約14%増額
※下水道使用料は変わりません
料金改定の影響額シミュレーション
実際の使用水量を入力すると新料金での金額がわかる、簡易計算ツールを公開しています。
※一般的な家庭の口径(20mm)で計算します
●使用水量14㎥の場合 (1人暮らし想定×2カ月)
●使用水量28㎥の場合 (2人暮らし想定×2カ月)
※水道使用量を1人あたり230ℓ/日とした場合(2022年度家庭用平均使用水量)
※使用水量はイメージであり、実際の使用水量に応じて料金が変わります
市民説明会を開催
改定内容の説明会を、6月から順次各区で開催します。
詳細は、6月号以降の広報紙でご案内します。