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【魚も野菜も花も集結】暮らしを彩る中央卸売市場 東部市場へGO!

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仲買人による、活気あふれるセリの様子や、ずらりと並んだ旬の青果、地元の港を中心に水揚げされたばかりの新鮮な魚介類…。
皆さんにとって「卸売市場」はどんなイメージの場所ですか?

「業者やお店を経営している人が、各生産地などから集めた商品を買いに行く場所」というイメージで、「一般の人は出入りできない」と思っている人も多いのではないでしょうか?
実は、「神戸市中央卸売市場 東部市場」には、一般の人でも利用できる日があるんです!
意外と知られていない、イベント情報や市場グルメなど、その楽しみ方を紹介します。

一般人でも入れる!中央卸売市場 東部市場でお買い物
知ってびっくり!中央卸売市場 東部市場のイベント
中央卸売市場 東部市場ってどんな場所?

一般の人でも入れる!中央卸売市場 東部市場で買い物

市場は、基本的には業者向けのため、普段は一般の人は市場の商品を購入することはできませんが、一般の人にも市場が開放される催しが定期的に開催されています。
卸売市場を身近に感じてほしいとの思いで、奇数月の原則第4土曜に定期開催しているのが、卸売市場での買い物を体験できる「お買物デー」と「横丁まつり」。
いつものスーパーなどでの買い物とは違った雰囲気で、生鮮魚介類や水産加工品、果物などの買い物が楽しめるとあって、毎回多くの人でにぎわっています。
クレジットカードや電子マネーは使えないので、現金の用意をお忘れなく。

普段は入れない場所で買い物!「お買物デー」

一般の人が普段は入れない仲卸売場棟で、買い物体験ができる「お買物デー」。
競り場の雰囲気を味わいながら、青果や水産物を購入できます。

場所/仲卸売場棟
時間/奇数月の原則第4土曜8:30~10:30(商品がなくなり次第終了)

クイズなどのイベントも!「横丁まつり」

子どもたちに好評のクイズラリーなどさまざまな催しで、まさにお祭り気分を味わえる「横丁まつり」。
野菜や果物、肉、お茶、お菓子などの食品の小売りはもちろん、飲食店で使うようなお弁当の容器や冷凍食品なども、手頃な価格で購入できます。

場所/関連事業所棟
時間/奇数月の原則第4土曜9:00~12:00

グルメ好き必見!中央卸売市場 東部市場の絶品海の幸を堪能

市場での楽しみのもう一つは、飾らない雰囲気に趣きを感じる市場グルメ。
新鮮食材をその場で味わえる市場内の飲食店は、必ず立ち寄りたいスポットです。

神戸市中央卸売市場 東部市場 食堂

鮮魚を取り扱う仲卸業者が運営しているこちら。
場内で働く人のための食堂ですが、一般の人も利用することができます。
お目当ての人が多い人気メニューが、新鮮なお刺身を3~4種楽しめる「刺身定食」。
ボリュームも満点で、大満足間違いなし!
リーズナブルな市場価格もうれしい限り。

神戸市中央卸売市場 東部市場 食堂
☎078-413-7153
営業時間/7:00~13:30
定休日/日・水曜、祝日

丸吉食堂

創業50年を超える、東部市場を見守ってきた老舗食堂も要チェック!
うどん、ラーメン、カレー、丼ものなど、市場で働く忙しい人たちが、手軽にエネルギーチャージできるメニューが揃います。

お店の名物はアーモンドコロッケ。

香ばしいアーモンドの香りと、揚げたてのサクサクの衣が絶品です!
テイクアウトもできるので、夕食の一品にもおすすめ。

丸吉食堂
☎078-413-7362
営業時間/6:00~14:00
定休日/中央卸売市場 東部市場の開市に準ずる

オリーブキッチン

スペイン産ピュアオリーブオイルを、なんと100%使用した料理が自慢の「オリーブキッチン」。
まるで大人のお子様ランチ!?な、エビフライ、ハンバーグ、唐揚げ、クリームコロッケ、カレーがセットになった「オリーブ定食」が大人気!
ご飯のおかわりもできるので、がっつり食べて午後も頑張りたい近隣で働くビジネスマンにも人気のお店です。

☎078-411-3977
営業時間/11:00~14:00、18:00~22:00 ※夜営業は一組限定
定休日/日曜、祝日

FORWARD COFFEE BREWERS

こちらは、食後の一杯を楽しめる、スペシャルティコーヒーのみを取り扱うコーヒー専門店。
注文を受けてから、一杯ずつドリップしてくれますよ。
テイクアウト専門なので、場内を楽しんだ最後に立ち寄って、いれたての香りと共に市場の感想を語らいながらの帰り道もすてきです。
オリジナルブレンドの他、季節のブレンドもあるので、好みの一杯と出合ってくださいね。

FORWARD COFFEE BREWERS
☎なし
営業時間/10:00~14:00
定休日/中央卸売市場 東部市場の開市に準ずる
詳しくはこちら

知ってびっくり!中央卸売市場 東部市場のイベント

お買い物デーと横丁まつり以外にも、こんなイベントを開催しています。

市場の新鮮食材を使った料理教室

神戸の食流通の中核を担う中央卸売市場 東部市場では、市場の新鮮な食材をよりおいしく食べてほしいという願いと、地域に開いた市場でありたいという思いのもと、料理教室「食育工房 とうぶキッチン」を定期的に開催しています。
市場ならではの新鮮な食材を使って、旬の野菜や果物、魚介類をふんだんに取り入れたメニューが自慢。
参加者の年齢層も毎回幅広く、「料理のレパートリーが増えてうれしい」「この野菜にこんな食べ方があったんですね!」などと、毎回明るい笑顔が広がる人気のイベントです。

料理教室のメニューの一例

テーマ:暑い日にさっぱりと食べやすい料理
・アジのエスカベッシュ
・アボカドとサーモンのスープ
・ズッキーニのレモンマヨ

つくった後は、みんなで、テーブルを囲んでいただきます。
食卓にきれいなお花を添えているのも、お花も取り扱っている中央卸売市場 東部市場ならではです。

▶料理教室について詳細はこちら

校外学習など、団体での市場見学

一般の人がなかなか見る機会のない、市場の様子を団体による社会見学として見学ができます。
小・中学校の校外学習や、地域の消費者学級などを受け入れています。
神戸市出身の人の中には、学校の社会見学で行ったことがあるという人もいるかもしれませんね。
来場する時間帯や滞在時間によって、見学できる内容の相談に乗ってもらえるので、興味のある人は問い合わせてみてくださいね。
見学予定日の1カ月前までに申し込みが必要です。

▶見学会について詳細はこちら

その他、小学生とその保護者を対象にした「夏休み親子市場見学会」や、マグロの解体ショーなどの催しで市場全体が賑わう「東部市場フェスタ」など、毎年恒例のイベントも人気です。


気になるイベントはありましたか?
年間を通じて市場を感じてもらえるイベントをさまざまな形で実施しているので、こまめに情報をチェックしてみてください。

中央卸売市場東部市場ってどんな場所?

最後に、中央卸売市場 東部市場の歴史を紐解いてみましょう!

東部市場の起源は大正期までさかのぼります。
神戸初の中央卸売市場「本場」の計画中に、東部と西部に分場を設置すべき、という話があったそう。
当時は実現しなかったものの、1931年に本場への参入が叶わなかった仲買人を収容する目的で、「配給所」を設置する案が1931年に市会へ出されたことをきっかけに、神戸市中央卸売市場 東部市場の前身となる「東部配給所」が灘区日出町に誕生しました。

東部配給所(全景)

その後、東部配給所→東部分場→東市場と名称が変化。
東神戸の急激な発展に伴って業績が伸びていき、市場を拡充するために移転が決定しました。

旧東市場は新名称を「東部市場」とし、単なる移転ではなく、全国で58番目となる「中央卸売市場」として、1969年に現在の東灘区深江エリアに移転・開場。
1974年には花き部門が入場し、青果・水産物・花きと3部門揃った、新しい総合市場へと生まれ変わったのです。

現在の市場がある場所は、北には阪神高速3号神戸線の深江出入口、南には阪神高速5号湾岸線の深江浜出入口が近接している場所。
流通拠点を担う市場にとって、優れた交通アクセスは大きな強みです。
近隣の市場との連携強化も図りつつ、神戸の食卓を支えてきました。

1995年の阪神・淡路大震災では大きな被害を受けましたが、1998年3月に復旧工事が完了。
現在は、時代の変化に対応しつつ、「産地や実需者から選ばれ続ける卸売市場に向けて」をビジョンに掲げ、生鮮食品やお花などの安定供給を担い、豊かな暮らしを彩るインフラとしての役割を果たしています。


神戸市民の台所、中央卸売市場 東部市場を紹介しました。
無料の駐車場もあるので、ドライブがてらの立ち寄りもおすすめですよ。
次回の一般開放イベントに合わせて、ちょっぴり非日常を感じられる中央卸売市場 東部市場へ足を運んでみませんか?

◆中央卸売市場 東部市場
住所/神戸市東灘区深江浜町1-1
アクセス/三宮から車で約20分、阪神「深江」駅からは徒歩約15分
▶詳細はこちら

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