軽くて丈夫で
さびや腐食に強く
安価で大量生産できる
プラスチック。
さまざまな生活用品になっているほか
ビニールや発泡スチロールなどの
包装やプチプチ®(緩衝材)としても
使われています。
その手軽さから
今では私たちの暮らしに
なくてはならないものに。
一方で
適切に廃棄されず
海に流れ出てしまうという問題が
世界的に深刻になっています。
このままのペースでいくと
2050年の海の中は
魚よりもプラスチックが多くなる!?
![](https://kouhoushi.city.kobe.lg.jp/wp-content/uploads/2024/01/ecfe1aa14a9ea60efaf5d398654fb878-1800x4189.jpg)
目次
<CHAPTER❶>
年間800万トン!? 海に流れるプラスチックごみ
<CHAPTER❷>
楽しいクリーン活動やごみアートも!KOBE流エコアクション
<CHAPTER❸>
新たな拠点「資源回収ステーション」で進む、まわり続けるリサイクル
●品目別の回収で質の高いリサイクルを実践
●地域の人たちのゆるやかなつながり
●未来を担う子どもたちの学びの場
年間800万トン!? 海に流れるプラスチックごみ
まちでぽい捨てされ
排水溝から下水道へ流れ
下水道から川を通って
海へと流れるプラスチック。
その8割は
「私たちが暮らすまちで発生したもの」
だといわれています。
現在、既に世界の海に存在している
プラスチックごみは1億5,000万トン!
さらに、少なくとも年間800万トンが
新たに流入していると推定されています。
つまり
約8秒ごとに
ごみ収集車(2t)1台分の
プラスチックごみが
常に、海に流れ出ていることになります。
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海に放出されたプラスチックは
簡単には分解されないため
多くが数百年以上もの間
海中に残り続けます。
![](https://kouhoushi.city.kobe.lg.jp/wp-content/uploads/2024/01/635eedc09d14bc7baad0de08e51b00e1.png)
そして、海に流されたプラスチックは
紫外線などで分解され
「マイクロプラスチック」と呼ばれる
5mm以下のとても小さなプラスチックになり
海の生きものたちに取り込まれ
それを食べる私たちの体にも
影響を及ぼすことが心配されています。
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楽しいクリーン活動やごみアートも!KOBE流エコアクション
ごみを減らしたい!
私たちの海を守りたい!
そんな思いを持つ人たちが
さまざまな活動をしています。
![](https://kouhoushi.city.kobe.lg.jp/wp-content/uploads/2024/01/a132f48447d8f1c86613cdcf0726e39e.jpg)
神戸が誇る豊かな海、須磨海岸。
そこで、毎月1回
清掃活動をしているのが
「神戸海さくら」の皆さんです。
須磨海岸で
ビーチクリーン活動を開催。
「楽しくなければ続かない」をモットーに、
“ワクワクできる”活動が人気です。
![](https://kouhoushi.city.kobe.lg.jp/wp-content/uploads/2024/01/IMG_6010-1-1800x1350.jpeg)
ちなみに…
クリーン活動で
回収されたごみのうち
約83%がプラスチックごみなのだそう!
海を綺麗にしたい
身体を動かしたいなど
参加する理由は何でもOK!
あなたも参加してみませんか?
開催情報
日程/2024年2月11日(日)・3月2日(土)
時間/10:00集合
場所/神戸市須磨海岸「中央広場」
▶︎Google Map
申込/不要
※動きやすく、汚れてもよい服装と、歩きやすい靴で参加してください
また、プラスチックごみ問題を
身近に感じてもらうため
アートを使ったこんな啓発活動も。
![](https://kouhoushi.city.kobe.lg.jp/wp-content/uploads/2024/01/504f6eb29212bbb2fe4385219a66cff4.jpg)
須磨海岸などに
漂着したプラスチックごみを
高校生や地元の人と拾い集め
海岸をクリーンアップ。
さらに、ワークショップを開催し
集めたごみを使ったエコアート作品を
アーティストと一緒に制作しました。
完成した「プラノザウルス」
「プラごみ水族館」などの作品は
海洋プラスチック問題に
興味を持ってもらうきっかけになるよう
さまざまな場所でお披露目。
現在は市内の資源回収拠点で
展示しています。
身近な場所の
プラスチックごみから生まれた
さまざまな海の生きものたち。
その前で立ち止まり
一度海洋プラスチックごみ問題について
考えてみてください。
「プラノザウルス」展示情報
【こべっこランド】(1月17日~2月2日のみ展示)
住所/神戸市兵庫区上庄通1-1-43
▶︎Google Map
【神戸空港】(2月3日以降展示)
住所/神戸市中央区神戸空港1
▶︎Google Map
「プラごみ水族館」展示情報
【あづま資源回収ステーション】
住所/神戸市中央区吾妻通4-1-6(コミスタこうべ)
▶︎Google Map
新たな拠点「資源回収ステーション」で進む、まわり続けるリサイクル
プラスチックごみを減らすための
1番良い方法は
使い終わった「プラスチック」を
もう一度、「プラスチック」として
リサイクルすること。
そのためには
リサイクルしやすいように
きれいなプラスチックを
品目ごとに分別して
回収することが必要です。
その拠点となるのが
今、神戸市内各地に
続々とオープンしている
「資源回収ステーション」です!
![](https://kouhoushi.city.kobe.lg.jp/wp-content/uploads/2024/01/f3db85ae3bd5825ef5c65a16537a871b-1800x1959.png)
品目別の回収で質の高いリサイクルを実践
![](https://kouhoushi.city.kobe.lg.jp/wp-content/uploads/2024/01/azuma-040-2-1800x1201.jpg)
「資源回収ステーション」では
プラスチック品目を中心に
さまざまな資源を回収しています。
例えば
「あづま資源回収ステーション」では
食品トレーやペットボトル、
ペットボトルキャップに加え
プチプチ®や歯ブラシ、
洗剤のつめかえパックなども回収。
今年から新たに豆腐容器なども回収して
自動車部品へのリサイクルを目指す
取り組みもスタート。
![](https://kouhoushi.city.kobe.lg.jp/wp-content/uploads/2024/01/ece87b0d2bf074ed71f6d6ec218bfb37-1800x1200.jpg)
品目別回収ボックスはイラスト付きで
どのように分別すれば良いか
一目で分かるよう工夫しています。
持ち込むときはきれいに
洗っておくのを忘れずに!
あづま資源回収ステーション【中央区】
住所/神戸市中央区吾妻通4-1-6(コミスタこうべ)
▶︎Google Map
利用時間/
【資源回収スぺース】9:00~21:00(日曜・祝日は~17:00)
【交流スぺース】10:00~16:00(水曜・木曜は定休日)
地域の人たちのゆるやかなつながり
![](https://kouhoushi.city.kobe.lg.jp/wp-content/uploads/2024/01/d815316476c9e9b62d465f5bd69b3c20-1-1800x1200.jpg)
資源回収ステーションには
交流スペースが併設されています。
無料でコーヒーが飲めるところも。
資源を持ち込むついでに
休憩するのはもちろん
「誰かと話したいな」と
ふらっと立ち寄るのもOK!
地域の人たちの交流拠点として
根付き始めています。
「ふたば資源回収ステーション」は
全国初のプラスチックを
資源として回収するステーション。
スタッフが常駐しており
スタッフ・小池さんとの
おしゃべりを楽しみに来館する人も多く
笑い声が絶えません。
元々は「ふたば学舎」でおもちゃの修理をする「おもちゃドクター」として働いていました。資源回収ステーションのスタッフになってからは、部屋の飾りつけをしたり、バックミュージックをかけたりと、居心地のいい場所づくりを心掛けています。
スタッフ 小池さん
![](https://kouhoushi.city.kobe.lg.jp/wp-content/uploads/2024/01/c46a2dc1804ad8456a7fec7e79ad8bf4-1800x1200.jpg)
ふたば資源回収ステーション【長田区】
住所/神戸市長田区二葉町7-1-18(ふたば学舎2階)
▶︎Google Map
利用時間/10:00~12:00、13:00~17:00
定休日/月曜(祝日の場合は翌日)・水曜
未来を担う子どもたちの学びの場
![](https://kouhoushi.city.kobe.lg.jp/wp-content/uploads/2024/01/takakuradai-082-1800x1200.jpg)
資源回収ステーションでは
分別方法や
「何にリサイクルされるか」を
わかりやすく説明。
実は、こうして
リサイクルを「見える化」することは
未来を担う子どもたちの
学びにもなっています。
![](https://kouhoushi.city.kobe.lg.jp/wp-content/uploads/2024/01/takakuradai-005-1.jpg)
大人と一緒に資源回収ステーションに来て
自分の持っていったものが
何にリサイクルされるのかを知ることで
子どもたちにとって
資源を分別することが
当たり前になってほしいです。
たかくらだい資源回収ステーション【須磨区】
住所/神戸市須磨区高倉台4丁目2-4(高倉台近隣センター)
▶︎Google Map
利用時間/9:00~17:00
定休日/月曜・祝日
資源回収ステーションで
実践されているように
「ぺットボトルをペットボトル」
「食品トレーを食品トレー」など
回収した資源を元の製品に戻し
プラスチック製品の
「使用⇒回収⇒再生⇒使用」の
循環を生み出そうとするのが
「まわり続けるリサイクル」
という新しい考え方です。
![](https://kouhoushi.city.kobe.lg.jp/wp-content/uploads/2024/01/8e8e09b9fb7195aa6c4c0988cf8d363a.png)
神戸市は民間事業者と協力し
全国一の規模で
この取り組みを進めています!
私たちの暮らしを便利にしてくれる
プラスチック。
でも、そこには
海洋プラスチックごみという
大きな問題が隠れています。
捨てればごみになるプラスチックも
分別すれば資源になり
プラスチックごみの量を減らせます。
今日から
「プラスチックは、ごみにせず資源に!」
私たちの豊かな海を守るため
一歩進んだリサイクルを
始めてみませんか。
\続々オープン!地域のリサイクル拠点/
▶資源回収ステーション一覧はこちら
◆KOBE PLASTIC NEXT
プラスチック問題の現状と課題をまとめたサイト。
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◆神戸海さくら
毎月1回、須磨海岸でビーチクリーン活動をしている団体。
▶詳細はこちら
◆プラスチックごみアート
海岸に漂着したプラスチックごみで、アート作品を制作。
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