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10月は里親月間。里親について、考えてみよう

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さまざまな理由で親と暮らせない子どもたちを家庭で預かり、子育てをする役割を担っているのが「里親」です。一言で「里親」と言っても、形や期間はいろいろ。幼少期から18歳になるまで育てることもあれば、数日間のみ預かることもあります。「わたしだけを、ぼくだけを見てくれる大人がいる」と感じられる環境は、自分が愛されているという安心感を育みます。こうして得た自信は、子どもが周りの人たちと信頼関係を築いていく土台となっていきます。子どもたちの未来のために、里親になってみませんか。

里親のかたち

養育里親子どもが自立または家庭に戻れるようになるまで、一定期間育てる
専門里親虐待や障害などの理由で、専門的な援助が必要な子どもを育てる
養子縁組里親将来的に養子縁組をして法律上の親子関係を結ぶことを前提として育てる
親族里親親と暮らせなくなった子どもを、祖父母などの親族が育てる
ファミリーホーム里親や児童養護施設などで子どもの養育経験のある人が、自分の家庭で5~6人の子どもを育てる

里親になるために

特別な資格は必要ありません。子どもの養育に理解や熱意、愛情を持っているなどの要件を満たせば、誰でも申請し、研修を受けることができます。

1こども家庭センターまたは家庭養護促進協会に相談
2研修を受講し、里親登録を申請
3こども家庭センターによる家庭訪問
4審査・登録後、子どもとマッチング

「里親支援専門相談員」による安心のサポート

初めて子どもを迎え入れるとき、里親も子どもも慣れない環境や変化に不安や戸惑いがあるかと思います。養育に関する不安や困ったことなど、気持ちに寄り添いながら相談に乗ります。里親となった後も、家庭訪問や里親同士がつながるサロンの開催など、里親家庭が孤立せず、安心して地域で暮らせるようサポートします。

神戸少年の町乳児院 志田 明子相談員

みんなで子育て

子どもの人生を預かるということは、勇気がいることだと思います。里親になっても、「自分だけで育てないといけない」と思う必要はありません。関係機関や先輩の里親さん、地域の人、学校の先生など、サポートしてくれる人はたくさん。抱え込まずに何でも相談することが大切です。接することが難しいときには、専門家に任せることも必要。
里親を続けることで、血は繋がらなくても家族になれることを実感しています。夫婦だけでは味わえなかった豊かな時間と経験を重ね、家族と宝物が増えました。親や家庭を求めている子どもたちには、いつも温かく迎えてくれる場所が必要です。まずは、研修を通じて子どもたちと関わることから始めてみませんか。

ファミリーホーム 野口ホーム 野口 婦美子さん
野口 婦美子さんが里親についてかいた絵本

問い合わせ こども家庭センター(☎078-599-7300 FAX078-977-8085)

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