人生100年時代といわれる現代
いつまでも安心して暮らしていくために
医療は切り離せないもの。
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今月号では
❶「神戸市立医療センター中央市民病院」祝開院100周年
❷ もしものときに知っておくべきこと
❸ 進化がすすむ神戸の医療
の3つを紹介します。
❶「神戸市立医療センター中央市民病院」祝開院100周年
そもそも「中央市民病院」ってどういう病院?
100年にわたり神戸の医療を
支え続ける“最後の砦” である
神戸市立医療センター中央市民病院。
神戸市内全域の医療の中核を担う
「基幹病院」です。
かかりつけ医では対応できない
高度な医療や専門的な医療を提供したり
救急の患者を受け入れたり
災害時にリーダーシップを発揮したり
医師や看護師など未来を担う人材を育成したり…
地域の診療所やクリニックと
役割分担・連携することで
神戸全体の医療の質を担保し
向上する役割を担っています。
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どういうときに利用するの?
私たちは普段、風邪を引いたり
けがをしたりしたときなどは
近くの診療所やクリニックを
受診しています。
より専門的な医療(検査・治療・入院)が
必要になったときには
診療所やクリニックからの紹介で
中央市民病院を受診することになります。
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地域の診療所・クリニックと
中央市民病院などの地域医療支援病院とで
役割分担して、神戸の医療を支えています。
どういう医療を受けることができるの?
診療科目数34科目(2024年2月1日時点)
病床数768床(2024年2月1日時点)
を誇る中央市民病院。
数ある強みの中から厳選した特徴を紹介。
Topic1|脳卒中の高度な治療を提供
24時間365日患者を受け入れ
即座に専門的な治療をする
一次脳卒中センターのうち
地域の核となる「コア施設」に認定されました。
脳卒中相談窓口では
未来への漠然とした不安、合併症などの
具体的な悩みに応えてくれます。
「脳卒中ってどんな病気?」
「再発の予防はどんなことをしたらいいの?」
など、相談員に相談することができます。
▶︎詳細はこちら
Topic2|ロボット支援手術で変わるがん手術
患者に触れず、医師が立体画像を見ながら
遠隔操作で手術を行うロボット支援手術。
2012年に初めて「ダ・ヴィンチ」を活用した
前立腺がんの手術を実施しました。
2022年には、神戸初の手術ロボット「hinotori™(ヒノトリ)」も導入し
現在は、3台のロボットが稼働しています。
メリットは
手術の傷が小さく済み、手術時間も短いため
出血量が少なく術後の回復も早いこと。
身体に負担をかけずに
手術をしたいという要望に応えていきます。
▶︎詳細はこちら
Topic3|産婦人科で年間約700人の赤ちゃんが誕生!
新生児や母体・胎児向けの
集中治療室を数多く擁する
「総合周産期母子医療センター」。
重い妊娠中毒症や早産
ほかの病気を併せ持った妊娠など
命の危険性の高い出産にも
各部門と連携して分娩にあたっています。
小児科・新生児科とも協力し
胎児の安全も支えています。
もしものとき、同じ病院内で
総合的に対応してもらえると安心ですね。
▶︎詳細はこちら
Topic4|最後の砦、「断らない救急」
中央市民病院といえば
日本一の救命救急センターが
あることですよね。
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厚労省が発表する
救命救急センターの評価で
全国約300施設の中から
なんと9年連続で第1位を獲得!
「1年365日・24時間断らない救急医療」
という理念のもと
救急車で運ばれてくる患者だけでなく
自家用車など自力で病院に来る
患者も受け入れています。
救命救急センターの医師だけでなく
全ての診療科の専門医が
いつでも協力できる体制が整っているため
高度な治療が必要になったときも安心。
命の危険を感じる急病や
大きな事故に巻き込まれてしまったとき
神戸の救急医療の“最後の砦”が
しっかりと私たちを守ってくれるのは
本当に心強いですね。
❷ もしものときも安心!市民の命を守る神戸市の救急救命体制
神戸には
中央市民病院をはじめとする
救急医療体制が整っていて
もしものときも安心です。
もしものときに備えて
私たちが普段から知っておくべきことを
「2つ」お伝えします!
救急車を呼ぶか迷ったら救急相談ダイヤル「#7119」
「急な腹痛!この程度で救急車を呼んでもいい?」
「朝まで我慢はツラい…今開いている病院はある?」
そんなときは・・・
《電話番号》℡ #7119
つながらない場合は
℡ 078-331-7119へ。
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看護師が受診の必要性などをアドバイス。
症状に応じて、診察してもらえる
病院も案内します。
もしものときの電話相談はこちらにも!
休日や夜間も安心の初期救急医療体制
かかりつけ医が休みのとき、頼りになるのが
休日や夜間に受診できる診療所。
市内には現在6カ所ありますが
さらに2024年4月には、
北区に「(仮称)北部小児初期急病センター」
(済生会兵庫県病院)を新設します!
●子ども
・【NEW】(仮称)北部小児初期急病センター(北区)
・神戸こども初期急病センター(中央区)
・西部休日急病診療所(西区)
●大人
・急病診療所(中央区)
・東部休日急病診療所(灘区)
・西部休日急病診療所(西区)
・北部休日急病診療所(北区)
・休日歯科診療所(中央区)
※急病診療所、東部休日急病診療所
西部休日急病診療所、北部休日急病診療所の
受診には事前予約が必要
各診療所の詳細はこちら
❸ 次の100年を支える神戸の医療
1995年の阪神・淡路大震災
2009年の新型インフルエンザ
2020年の新型コロナウイルス感染症と
これまで神戸は、さまざまな困難を経験してきました。
しかし、それらをきっかけに
神戸医療産業都市が生まれたり
病院の対応力が高まったり
新たな技術が生まれたり。
危機を乗り越えてきたことで
よりいっそう神戸の医療は発達してきました。
人生100年時代といわれる今の時代。
神戸の医療も
時代に合わせて進化しています。
未知のウイルスへの対応
コロナによってもたらされた中央市民病院の変革
2020年4月に中央市民病院院長に
就任してまもなく、コロナ禍に見舞われた
木原院長がはこう話します。
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「富岳」が明らかにした飛沫リスク
日本一のスーパーコンピュータ「富岳」。
新型コロナウイルスの飛沫シミュレーションで
話題になったことは、記憶にも新しいかと思います。
実は、その「富岳」は神戸市の
ポートアイランドにあるんです。
シンプルな計算方法で
世界4位(2023年11月現在)の
計算速度を誇りますが
それがどれほどかというと
1秒間に約44京回という驚異の速さ。
そんな人知を超えたスパコンによって
今後どういう技術が生まれるのか?
ワクワクしてきますね。
→編集部が富岳を単独リポートはこちら
神戸発の先端医療技術|神戸医療産業都市25周年
神戸医療産業都市が
ポートアイランドに誕生して25周年!
約370もの研究・学術機関
病院、医療関連企業・団体が
集積するこのエリアから
未来を変えるイノベーションが
生まれています。
神戸発!初の国産手術支援ロボット「hinotori™ 」
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川崎重工業とシスメックスが共同出資する
メディカロイドが開発。
執刀医の微細な手技を実現する
手術支援ロボットとして開発されました。
現在は、全国40施設以上の病院で
3,000例以上の手術を実施しています。
歯の神経がよみがえる!?世界初の歯髄再生医療
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エア・ウォーターグループの
アエラスバイオが取り組んでいる
歯髄幹細胞を用いて
虫歯やけがによって失った歯の
歯髄(歯の神経)を再生する
世界初の医療。
自分の細胞を用いた歯髄再生治療は
隣接するRD歯科クリニックで
実用化を終えています!
さらに、他人の細胞を用いた治療の
臨床研究が進んでいます。
今後の拡大に、期待ですね。
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地域の病院や診療所
中央市民病院などの大きな病院
休日夜間専用の診療所
先端的な医療にチャレンジする研究機関…
病気やけがは、いつ誰にでも起こり得ることです。
そんなときでも安心して豊かに生きていけるよう
神戸では医療体制をしっかり整え
未来にわたって、みなさんの健康を守っていきます。