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【特集】最新技術で南海トラフ地震に備える。災害に強い神戸のまち

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最新技術とアイデアを駆使した
断水・停電・津波に備える
3つの設備を紹介します。

目次
①断水に備える|大容量送水管
②停電に備える|外部給電・神戸モデル
③津波に備える|防潮堤

断水に備える|大容量送水管

神戸は自己水源が少ないまちのため
水道水の約4分の3は、琵琶湖・淀川から取水。
長いパイプやトンネルを使って
神戸まで運んでいるのです。

しかし、阪神・淡路大震災のときには
琵琶湖・淀川を水源とするエリアは
ほぼ全域が断水。
復旧に最大3カ月かかった場所もありました。

この被害を受け
「災害に強い水道づくり」という視点から
高い耐震性能と大きな貯留機能を兼ね備えた
大容量送水管が作られました。

大容量送水管は、既存の送水トンネルとともに
平常時から琵琶湖・淀川を水源とした
水道水を神戸市内へ届けています。

地震等で水道施設が被害を受けた場合には
神戸市民の飲料水を確保。
送水管上に整備した6カ所の「立坑たてこう」を
給水拠点として、貯留された水を
応急給水や消火用水に使用します。

このような貯水機能のある
災害時給水拠点が
神戸市内に62カ所設置されています。

近くの災害時給水拠点は
こちらから探せます。

停電に備える|外部給電・神戸モデル

阪神・淡路大震災では
大規模な停電が発生しました。
神戸市全域が停電から
復旧したのは、約1週間後。

避難所内での電力の確保が課題になりました。

この震災を教訓に、神戸市では独自のアイデアで
避難所へ給電する方法を構築。
それが「外部給電・神戸モデル」です。

これまでに、避難所となる神戸市立の
小・中学校、高校約240校に導入。
1校につき、体育館、職員室、多目的室など
3カ所の照明を点けられます。

避難所に指定されている市内の学校へ
機動力があり給電できる
電動車などを使って電力を供給します。

そして、電池残量が少なくなった電動車は
港島クリーンセンターへ移動し
ごみ焼却によって発電された電力で充電し
再び避難所へ給電に向かいます。

津波に備える|防潮堤

東日本大震災では
マグニチュード9クラスの地震が発生。
想定を超える高さの津波が押し寄せました。

また、今後30年の間に、約8割の確率で
南海トラフ地震が発生するといわれています。

そのような巨大地震が起こると
最大3.9mもの津波が
神戸を襲うことが想定されます。

でも、安心してください!
神戸では、約8年かけて
1,000年に一度の大津波も想定した
防潮堤の整備を完了。

津波の浸水被害から居住エリアを守ります。



年々激しさを増していく自然災害。
神戸市では、市民の命とまちを守るため
さまざまな備えをしています。

最新テクノロジーを使い
災害に強いまち・神戸を目指します。

南海トラフ巨大地震・津波への備えについて
詳細はこちら

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