肥料の三大要素である「リン」は農作物の生産に不可欠な資源ですが、日本はほぼすべてを輸入に頼っています。また産出国の輸出制限もあり、取引価格が高騰。農業経営を安定させるため、市では下水からリンを回収し、農作物の肥料「こうべハーベスト」の原料として活用する“循環型農業”の取り組みを進めています。このSDGsの取り組みを皆さんにも広く知ってもらうため、園芸用肥料として「こうべSDGs肥料」を販売します。
食料に含まれているリンは、人の体から排出された後、下水処理場に運ばれます。その後、下水処理の過程でリンを回収し、「こうべ再生リン」を精製。これを配合した肥料「こうべハーベスト」を使って、野菜や米などの農作物が作られ、再びみなさんの食卓に並びます。
こうべハーベストはこんなところで活躍中
「こうべ旬菜」や、市立小学校の給食で出される「きぬむすめ」という米の栽培に使われています。また、こうべハーベストを使って育てたスイートコーンの収穫体験を行うなど、子どもたちの食育にも取り組んでいます。
コベルコ神戸スティーラーズ山下裕史選手と灘の浜小学校の生徒
「こうべSDGs肥料」を一般販売
12月中旬ごろより販売を予定しています。「こうべ再生リン」を利用し、有機質肥料などを配合した環境にやさしい肥料です。
販売店舗 JA直売所、市内ホームセンター
料金 1㎏ 1,000円程度
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